ART NAHA関連イベント:クロージングトーク
足元をみる・未来をさがす - 滞在と交流について
「ART NAHA~まちなかの展覧会」を作り上げている重要な要素に「国際交流」と「アーティスト・イン・レジデンス(滞在制作)」が挙げられます。これらの取り組みは、時として土地や人に「別の視点」という文化的価値をもたらします。今回のART NAHAは那覇のまちとアートにどんな事柄をもたらしたのでしょうか。沖縄からアートを通して今後どのようなコミュニケーションを開いていくことができるのか。
トークゲストとして沖縄と千葉を拠点に活動し、国内外で滞在制作・国際交流の経験を重ねる美術家の安里槙氏を招き、AIOディレクターのティトゥス・スプリーと、那覇文化芸術劇場なはーとの林立騎も交えて、国際交流・滞在制作の意義とその未来像を探ります。
第1部
国際交流について:インドネシアで行われている展覧会の様子をオンラインで紹介しながら
第2部
アーティストインレジデンスについて:沖縄での取り組みと各地の事例をもとに
第3部
沖縄のアーティストインレジデンスと国際交流の未来像:沖縄で点かい可能なレジデンス/国際交流の形を探る
日時
2022年12月18日(日) 16:00-18:00(2時間程度) ※3部制、各20-30分程度
場所
RENEMIA(参加無料、1 ドリンクオーダー制)
登壇者
安里 槙(あさとしん)
1984 年沖縄県生まれ。美術家。沖縄県/千葉県在住。2008 年に琉球大学(人間科学科)を卒業後、沖縄県立芸術大学(絵画専攻)へ進学。2015 年同大学院修了。2016 年-2017 年ミュンヘ ン美術院研究生。主に光、水、風といった形のない自然現象に興味を持ち、自然の法則や人をとりまく環境・文化的状況について、身体感覚や空間知覚をもとに平面・ミクストメディア・ インスタレーション等の制作を行っている。今までに、マレーシア国立美術館(クアラルンプー ル)、Galeri Soemardja(バンドン)、98B COLLABoratory(マニラ)でのグループ展等に参加。 滞在制作歴に、マイクロアートワーケーション 2022 (アーツカウンシルしずおか、静岡)、 MATSUDO “QOL” AWARD 2021 (パラダイスエア、千葉)、黄金町バザール 2018 (黄金町エリアマネジメントセンター、神奈川)など。2022 年 12 月現在「Immediacy of Image - Visual Narrative」(Idealoka Gallery、バンドン)に参加中。
Titus Spree (ティトゥス・スプリー)
AIO代表、琉球大学教育学部美術教育 准教授、建築家、アーティスト、キューレーター、教育者。 ミラノのドムスアカデミーのデザイン科卒業後、ベルリン芸術大学において建築の修士課程を修了。1996年から東京大学に留学し、2001年まで東京・向島エリアの研究とまち再生活動を行う。 2001年から琉球大学に在職し、沖縄を拠点に、建築・デザイン・アート・教育を結びつける国際的な活動を展開している。旧前島アートセンター副理事。2002、2003、2005、2008年に開催された国際芸術展「wanakio」共同代表。
林立騎(はやしたつき)
那覇文化芸術劇場なはーと総括企画制作グループ長。東京芸術大学特任講師(2014-17年)、 沖縄県文化振興会チーフプログラムオフィサー(2017-19年)、ドイツ・フランクフルト市の公立劇場キュンストラーハウス・ムーゾントゥルム企画学芸員(2019-21年)を経て現職。
翻訳書にエルフリーデ・イェリネク『光のない。[三部作]』(白水Uブックス)、共編著に『Die Evakuierung des Theaters』(Berlin Alexander Verlag)、翻訳にハンス=ティース・レーマン「ポストドラマ演劇はいかに政治的か?」等がある。
進行
内間直子(うちまなおこ)
AIO事務局長。ESM Okinawa代表、アーツマネージャー。1997年渡英。英国 Westminster Kingsway Collegeにて、写真、Fine Artを専攻。2009年ロンドン沖縄DAY、2010年石川真生写真展 沖縄ソウルを企画。2011年帰国し、沖縄市のアートプロジェクトや版画家 名嘉睦稔の美術館とギャラリーマネージャーを務める。その後、OCVB沖縄フィルムオフィス海外PRを経て、撮影コーディネートや新聞等で執筆するなど、様々なアートプロジェクトの企画・運営に携わる。
対象
高校生以上
定員
20名(事前申込制)