Map Ocean

Mao Ocian

マップ・オーシャン
(ヴァレリー・ポルトフェイクス)
フランス生まれ、石垣島在住。香港に20年以上住む。90年代からマップ・オフィスとして国際的に活躍。都市と自然、エコロジーと空間をテーマに、欧州各地や広州、2017年の横浜トリエンナーレなど多くの国際展で発表。特徴的なグラフィックスと建築的な要素を含む。2007年、ヴェネチアビエンナーレ香港代表。

ステートメント

石垣は豊かな漁場である。現在、この島には家畜のヤギやアホウドリが生息している。また、その海岸には、固有種のモグラが生息している。ヤドカリが種を撒き散らして海底を肥沃にする。これは、保護が必要な壊れやすい生態系である。領土問題が騒がれる中、海もまた苦境に立たされている。もし、海が声を持つとしたら、何を言うだろうか? 

25°46′N - 123°31′Eは、海の環境保護を主張する。島とその領海を人類共通のものとして取り戻すべきなのだ。この主張は、人間活動が世界的に重要な生物の多様性に害を与えていることを根拠としている。

展示は、海流、生物、海底を形成する自然の力、海の複雑さを表現するセクションと、海岸、神社、石垣島の海岸に漂着した漁網で作られた幽霊島の模型、そしてヤドカリの潜在的な共振する可能性を表す映像の二つのセクションから成る。